平成16年に『第3次がん10か年総合戦略』において、わが国の死亡原因の第1位である『がん』の罹患率と死亡率の激減を目指す事が目標とされました。平成19年4月に『がん対策基本法』が施行され、また、同年法に基づき『がん対策推進基本計画』が策定されました。その中でも重点的に取り組むべき課題として
1)放射線療法及び化学療法の推進並びにこれらを専門的に行う医師等の育成
2)治療の初期段階からの緩和ケアの実施
3)がん登録の推進
が掲げられており、わが国のがん対策における重要な役割を担っています。
奈良県のがん対策
奈良県において、「がん」は死亡原因の第1位で増加傾向をたどっています。これまで奈良県では平成13年度に『健康なら21計画』を策定し、がん検診率の向上、喫煙率低下や食生活改善予防などに取り組んできました。
また、『がん対策基本法』制定により、県内の5病院が『がん診療拠点病院』に指定されるなど、どこでも質の高いがん医療が提供できる体制の整備が進められています。
さらに平成21年度に『奈良県がん対策推進計画』を策定し、県内のがん対策をより一層、総合的、計画的に進めています。
今後のがん登録に対する取り組むべき対策として、
@院内がん登録病院の増加(がん診療を行う全ての病院)
A地域及び全国がん登録の実施
B奈良県のがん患者の95%登録
を目標に掲げています。
当院では予後調査を行っています。
予後調査において、ご自身の情報の提供を望まれない場合、下記までお申出ください。
また、当院では症例研究の参加(他の事業者等への情報提供を伴う利用)も行っています。
がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する研究
症例研究の参加においてご自身の情報の提供を望まれない場合、下記までお申出ください。
情報推進室 診療情報管理係 内線:5255